香川県善通寺市立東中学校の河本伸一氏の講演で
お聞きした話の続きです。
公文式はすばらしい学習法とおっしゃられていたのですが、
「学習」は「わからないことを教えてもらう」と解釈していると、
学習方針が変わってきます・・・
(学校や塾で「教えてもらう」は重要ではない)
公文式がすばらしい学習法とおっしゃられている真意は、
「自学自習できる」という点。
自学自習というのは、自分で勉強するということ。
誰かに教えてもらうのではなく、自分で頭に汗をかいて
考えて問題を解くということです。
そのためには基礎学力が必要なんです。
例えば「数学はひらめき」だというそうですが、
「ひらめかないから無理」ということではなく、
ひらめく前にまずは
四則演算が縦横無尽にできることが大切。
本当に自然に(河本さんは「背骨で計算できるくらいになれば」と表現されていました)
計算に頭を使わないくらいになれば、新たなことに集中できる、
他のことに頭を使うことができる、ということです。
公文式の良いところは、まずは計算は本当に嫌っていうほど
(またこれ~?)って子供が言うくらいに何回も何回もしつこいぐらいに
同じ問題をさせます。
それができたら次のステップなんですけど、
基本的に先生は問題の解き方を教えないので、
子供は前の問題を見たり、問題文を読んだりしながら
自分で考えて解きます。
7歳の息子の足し算も国語も、本当に何度も何度も同じことをやっています。
実は宿題やっている時に親がヒントを出すときもあるのですが、
親の説明が理解できなければ結局わからないんですよね・・・
自分で考えて編み出した方法?で解いているようです。
自分で気づいたことは感動して頭に入る、とも言われていました。
河本さんが言われていた「学び方ベスト4」は、
4位 わかりやすく教えてもらう
3位 教えてもらう
2位 ヒントをもらう
1位 ひとりでするというわけで、何でも教えてあげることが良いというわけではないそうです。
教えてあげるのはぐっと我慢することが必要・・・
手取り足取り教えられていたら、いつまでも自立できない
1人で何もできない子になってしまうので、
気をつけようと思いました。
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